肩の痛み
ただの四十肩なのか肩の疾患なのか
肩の痛みやコリ感でお悩みの方への治療案内です。
肩関節周囲炎いわゆる四十肩は肩周りの筋肉や関節包の炎症によって引き起こされることがあります。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の働きが悪くなると肩関節外転時に肩甲骨と上腕骨がぶつかります。
(ぶつかることをインピンジメント症候群等といいます)
棘上筋の引き込みが外転時に働くことでスムーズな肩甲骨と上腕骨の動きの連動、肩甲上腕リズムが生まれます。
関節包の癒着や拘縮が起こるとインナーマッスルの機能障害が引き起り、よって肩周囲炎へと悪化していく事になります。
四十肩なら放っておいてもいいかもしれませんが夜間痛がある場合は治療をお勧め致します。
高齢者の方で肩の痛みで整形外科で診察を受けたところいつの間にか骨折していたという話がありました。
痛みが続く場合や腕が上がらない夜間痛で眠れないといった症状でお悩みの方は
まずは整形外科での診察をお願い致します。
徒手療法と鍼灸治療で早く治すことも可能なのですが、病態や症状の時期、炎症期、拘縮期、回復期で筋肉関節へのアプローチは変わります。
運動療法も病期に合わせて変えていく必要があります。
整形外科徒手検査法のご紹介。
肩関節外転90でキープします。
これが痛みで腕が落ちてしまう場合はドロップアームテスト陽性となり腱板断裂などが疑われます。
腱板断裂は手術適応なのです。要注意!